悪魔と迷信

また、西方キリスト教世界では悪魔と迷信が結びつき、魔女狩りのように残酷な蛮行が中世後期から近世にかけてのヨーロッパに蔓延った。十字軍時代やオスマン帝国膨張に伴って、イスラム教徒やギリシア正教徒との接触で文明的に啓蒙され、宗教改革やルネッサンスの勃興を経て近代化が始まるまでは、西方キリスト教世界での迷信的な悪魔観は衰退しなかった。今日の欧米社会においても、そのような迷信的な悪魔観は完全には消失してはいない。